退職前と退職後を比べて ~自分を過信しない~

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実際には、退職に至るに辺り家庭の事情など色々ありながらではあるものの、実際は退職後に起こり得る状況をもっと冷静に考えるべきでした。

当時、自分が出来なかった退職前の状態とその後の比較(棚卸し)、これを改めて考えてみました。

棚卸しに関して、具体的に記載されている記事は『突然の退職 そして田舎へのUターン』より参考にしてみてください。

退職前

約10年努めたIT企業では、役員となり、経営にも関わる立場で日々従事していたのです。

メディア運営も行い、非常に奥が深く今でも最も関わりたい職業の1つであると考えております。

ビジネスとしての根幹に関してはもちろんですが、自身で取材し記事をおこし、日々業界のニュースをウォッチし業界の人にいち早く届ける。

これはメディアという、それ専門に情報をクロールしているからこそ、できる事であります。

更に、ビジネスメディアなので人と人の中の情報の伝達も非常に重要となります。

そんな中、ビジネスイベントを立上げ業界ど真ん中で、コミュニティーイベントも立上げ運営しておりました。

このように、IT業界の中でも最先端のテクノロジーに関わりながら日々忙しく暮らしていました。

もちろん、給料も十分満足でき暮らしも充実しており、回りからみれば順風満帆であろうかと思います。

このような状態から、色々な事情も重なり田舎でも決してひらけているとは言えない関西にU‐ターンを決めたのです。

僕の場合、ここで助けられたのは妻が味方であった事です。「僕ならなんでもできるから!」との言葉に背中も押されました。

退職後

この当時は想像できていなかった、本当は考えておくべきリアルな事情に関して、改めて棚卸ししたいと思います。

Uターン準備

この辺りの行動は比較的早かったと思います。

3日間程の帰省を行い、住居の契約/車の購入/引越し業者との打ち合わせと・・・・

人間この時点で見失いがちであると後に感じたのが、目に見えない事実だったりするんですよね。

最も重要な生活基盤は住むとこでもあるが、それ以上に収入に関してである。

もちろん、今回のようなUターンの判断をしたので、それなりの蓄えはあるのですが・・・蓄えはあくまでも蓄えで、収入ではないのです。

生活水準など大きく下げてもいいので、生活できるだけの収入を得る方法を考えておくべきであるのです。

例えばですが、せっかく田舎にいくので雇われではなくて、自身で事業の立ち上げやフリーランスでの活動など、大いにアリだと思います。

ただ、それを自分が行いたいと言う強い想いがなければスタートする事も実は厳しいのですが。

もちろん、自分で何かやる場合でも、いつぐらいまで投資を続け、いつから収益が発生する予定である・・・と計画は立てなければ、ただただお金を垂れ流すのです。

そう考え計画を立ててみた時に、腹をくくってなければ計画は机上のものだと自分の頭で気づいてしまうんですよね。

なので、そこで収益がたつ目処のない事に投資をできるのか??とリアルに自分で感じるはずです。

個々で重要なポイントは、収入がUターン時にすぐあるに越したことはないですが、少なくともその後の収入(自身の生き方)の計画だけはたてておくべきなのです。

それだけでも、Uターン後やる事が明確なのでダラダラとした無駄な日々を過ごす事はなくなります。

時間との向き合い方(時間の使い方)

これは非常に重要であります。

昨日までバリバリ働いていた人が、急に時間が出来ればどのようになるでしょうか?

何も考えなければ、好きな時間に起きて、好きな時間まで夜更かしし、そんな生活になっても仕方がありません。

そして、そんな生活には直ぐに飽きます・・・物理的にやる事など限られているので。

僕の場合、有給休暇の消化だけで1.5ヶ月程ありました、更に、現在その後1.5ヶ月程が経過しています。

なので、3ヶ月は実質たっているのです。正直あっと言う間の時間でした。

少なくとも最初の1ヶ月は手続きなども色々ありUターンの準備で日々かなり忙しくなります。

その後、実際に田舎に戻り暮らすための準備をしても数週間ですね。

先程の、Uターン準備で書いた収入(自身の生き方)の計画をたててない場合、ここで一度頭が空っぽになります。

と言うか、僕の場合そうなりました。

回りを見ても何もない現実、今まで自分がやってきた職業で検索しても殆どない・・・飲食店などをする場合基本車社会なので、都会の考え方だと難しいし固定費を考えると現実的ではない。

など色々と現実的な事をグルグル考え出すのです・・・・

この負のスパイラルに入ってしまった事が今でもかなり引きずってしまっています。

この時の家庭の雰囲気は余り良くなかったです、僕自身話しかけられないようなオーラーを全開で放っていたのでしょう。

ある日妻から言われたのは、何もしてない事ではなく、こんな時だからこそ明るく前向きに行かなければ、良い事なんて起こらないし、悪い事にばかり目がいくと・・・お金の使い方も何も未来の投資にもなってないし、逆に必要な事があれば使うべきだと言われました。

それに、子供も幼稚園を変わり生活環境がガラッと変わり一番ナイーブなのに、自分の事ばかりで身勝手になっている事も気付かされました。

なので、この時点でまず僕が初めた事が、下の2点です。

  1. とにかく、外に出る
  2. とにかく、誰かに会いにいく

結局家の中に居るだけでは何も始まらないのです・・・情報も全て自分の目でみただけの、想像であり事実を見ようとしていなかったのです。

なので、あえて地元他業種への面接をうけてみる。(※そもそも他業種、村社会では中々書類が通らないです・・・)

ここで数社受けましたが、1社は個人事業主として、まず事業を立ち上げてみないか?との話になりました。

簡単に言うとネットを利用したビジネスをしたいが、右も左も分からない、それに僕自身をハンドリングもできない・・・となると社員で雇うのはリスクである。

ただ、ほぼ成果報酬型であるということなので、それなりに腹を括らないと厳しいかと思います。

僕自身、次のアクションに向けてまだまだ模索中なので、このお話はまってもらっている状態であります。

何が言いたいかというと、書類を投げる前には、想像できないような話の流れにもなる事があるという事です。

それは、まず何かアクションを起こさなければ絶対に起こりません。

他は、事業を起こす場合に相談できるとこなのはないのか?調べました。

滋賀県ですと「公益財団法人滋賀県産業支援プラザ」を見つけました。

僕は直ぐに電話をかけて担当の人に会いに行っていいかとアポイントを取りました。

そして会ってみて自分が今までやってきた事などを率直にぶつけ、今滋賀県の状況をとにかく聞きました。

その日の午後、このプラザが行うセミナーにも顔をだしてみ、別のフリーランすの方何人かと知り合いました。

その時感じたのは、企業やフリーランスと言っても様々で、東京で自身がイメージしているものとは天と地程違ったのです。

それは事業規模のレベルもそうですし、そもそもそれは事業になるのか???など実際に色々他にも顔を出し感じました。

ただ、これを知る事がまず自分がこの地域で生きていく為にやりたい事、そしてできる事、などを整理するために必要なんです。

なので、もし無計画で時間も弄んでいるようであれば、なんでもいいので外にでてみてください。

それが何かのきっかけになることもあります、そして田舎ならではの人のネットワークも知る事が出来ます。

自身を過信してはダメです、最初から謙虚にスタートすればいつか必ず幸せな毎日が来ると信じて活動をしましょう。

今ぼんやりと考えている事は、同じように滋賀県にUターンしたいと思うが中々厳しくてできない・・・そんな人のサポートになる事であったり、実際にその方達と何かお仕事ができる環境を作れればいいなとも感じています。

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