株式会社 理経は、VR技術により火災現場からの避難を模擬体験する事ができる、防災訓練用VRコンテンツ「避難体験VR」を開発し、大阪市消防局に採用されたことを発表したのでご紹介します。
避難体験VR
阪神大震災・311東北大地震なども起こり、地震や津波などの大規模災害を想定した災害対策や防災訓練などの重要度が高まっており、各地で様々な防災訓練が実施されています。
今回導入に至る背景としては、このような訓練に対して臨場感が高くリアリティを感じるVRによる体験で、より正しい避難行動を学ぶ為とされています。
製品の特徴
本製品は、VRヘッドマウントディスプレイ内で、火災が発生し黒煙が充満する室内からの避難を体験できます。
体験時間は、1人3分程度となり、360度の臨場感溢れる映像の中でコントローラを使いVR空間内を移動し体験します。
大きなスペースが必要ない
必要な機材はPC・VRヘッドマウントディスプレイとコントローラのみとなり、スペースもルームスケールが可能な「1.5m×1.5m」程度となる。
実効性を意識した体験
VR体験では、実際に避難誘導灯を頼りにして、自分自身で避難経路を判断して非常出口を目指し避難します。
更に、避難体験者の姿勢などが正しいかなどの判定も具体的に行う機能もあり、より実効性高い訓練が可能となります。